高台マンション[都庁前駅周辺]

「高台比率ランキング」では、駅ごとの高台比率を出しましたが、具体的にその高台(台地の上)にあるマンションはどこなのか?を、駅ごとにリスト化していきたいと思います。

大災害で被災する確率は『立地』によって変わります。大地震でも揺れにくく、大雨でも浸水しない場所を選ぶことが「安全な住まい」の第一歩です。
今回は、都営大江戸線「都庁前駅」周辺のマンション編です。

住まいは、家族の“命”と“財産”を守るところ
災害リスク及び資産性リスクが低いのは高台立地

という住まいの立地選びの大原則を踏まえ、その“高台(台地上)”にあるのは、具体的にどのマンションなのか?

上図の円は「国土地理院地図(電子国土Web) → 土地条件図」で表示した「都庁前駅」から半径800mの線[※1]です。この円の中に大部分が含まれる町丁目[※2]に含まれる物件[※3]をリストアップしました。町丁目単位でリスト化しているので、物件によっては上図の円の外にあるものも含まれている場合があります。

下にあるリストの一番右の列にある「地形」をクリックすると、「00高台」にあるマンションが上位に並びます。高台でも盛土の一部だったりする場所もあるのですが、ここでは「土地条件図」で「台地」に含まれる立地を「高台」として掲載しています。「高台」であれば、大地震の際の揺れが低地と比較して震度1程度低くなる可能性がある上に、想定外の大雨でも浸水可能性が低くなりますので、住居を選ぶ際には、「高台」にある物件かお勧めです。

また、東京都区内の台地の上は、J-SHIS MAP の「表層地盤」を見る限り、高台といえどもそこまで強固な地盤ではありません。大地震の際に、低地と比較すると震度が小さくなる効果は期待できるものの、高台なら建物は何でもOKという訳ではありません。旧耐震の建物は避けていただきたいと思っています。
旧耐震について少し詳しく説明している記事は → こちら

つまり、住居とするなら、「高台」&「新耐震」のマンションから選んでいただきたいのです。

所在マンション名築年地形
西新宿3丁目アピス西新宿三丁目2014年12月00高台
西新宿3丁目西新宿TOKビル1991年5月00高台
西新宿3丁目ファミール西新宿1980年3月00高台
西新宿4丁目新宿ウエスト4242002年6月00高台
西新宿4丁目クレベール西新宿フォレストマンション1985年1月00高台
西新宿4丁目藤和西新宿コーポ1981年9月00高台
西新宿4丁目新宿ニューハウジング1973年9月00高台
西新宿4丁目角筈マンション1969年4月00高台
西新宿6丁目新宿アイランドレジデンス1995年11月00高台
西新宿7丁目ブランズ西新宿2012年3月00高台
西新宿7丁目セントラルレジデンス新宿シティタワー2002年1月00高台
西新宿8丁目パークタワー西新宿エムズポート2014年1月00高台
西新宿8丁目新宿マンション1965年6月00高台
西新宿4丁目グリーンハイツ1984年7月021台地の端
西新宿4丁目西新宿ハイホーム1977年5月021台地の端
西新宿6丁目ストーク新宿1979年3月021台地の端
西新宿8丁目新宿グランドプラザ2011年12月04低地(切土)
西新宿8丁目ラトゥール新宿グランド2011年11月04低地(切土)
西新宿4丁目シティタワー新宿新都心2005年3月05低地・谷地
西新宿4丁目マートルコート新宿ガーデンハウス1984年9月05低地・谷地
西新宿4丁目東建ニューハイツ西新宿1981年2月05低地・谷地
西新宿5丁目ザ・パークハウス西新宿タワー602017年7月05低地・谷地
西新宿5丁目プレミスト新宿都庁前2013年5月05低地・谷地
西新宿6丁目西新宿パークサイドタワー1997年12月05低地・谷地
西新宿7丁目新宿ダイカンプラザA館1978年1月05低地・谷地

[※1] 800mの円としたのは、不動産業界の取り決めで80m=1分と換算することから、徒歩10分の目安としてなのですが、業界の取り決めでは道路距離(道なりに歩いての距離)で換算することになっていることから、直線距離(半径)の800mは、実際には徒歩12~13分の物件も含まれることになります。

[※2] 大部分という判断は、文字通り町域の全部またはほとんどが含まれているということなのですが、円の中にすっぽりと納まっていても、他の駅の方を利用する住民が多いと思われる場合には除外する場合もあります。リストにある町丁目は、全て新宿区内の地名です。

[※3] 当サイトで調査する物件は、都内のファミリー向け中古マンションを主な対象としています。投資用マンションや単身者向けマンションなどは原則除外しています。

[※4] 当サイトでは、安全な立地を分かり易く示すために「国土地理院地図土地→土地条件図」の記載により地形を判定しています。当該地の地盤の詳細を把握するためには、当該地点でのボーリング調査等が必要です。購入を判断する場合には、当該地のボーリング調査等の資料を確認するようにしてください。