不動産分析サービス

不動産分析サービス』は、

「買付証明書」を入れたけれど、このまま買っても大丈夫だろうか?
見落としたリスクがあって将来の資産性が下がる可能性はないのか?
仲介してくれた業者さんは、本当にマイナス面も教えてくれたのだろうか?

等を不安に思われる方に対して、指定していただいた個別の不動産について、リスクを洗い出すサービスです。

【不動産の専門家が最も担わないといけない機能】

不動産仲介業者が提供すべき機能である、「物件検索」「物件評価」「契約サポート」のうち、「物件評価」機能が抜け落ちていると感じています。当該物件のリスクについて掘り下げることをせず、「他からも引き合いが多いです」等の追い込みトークで契約を急ぐ業者が目立ちます。

インターネットで一般消費者も物件を探せるようになった今、専門家として一番力を入れなくてはいけないのは「物件評価」機能なのではないでしょうか? お客様は、その物件を購入されたら長い期間(もしかすると一生)住む訳ですから、お客様が見付けた物件にリスクはないのか? あるとしたら、どんなリスクなのか? を専門家として分析しないといけません。

先日も、浸水可能性を指摘されているエリアのマンションを、大手の仲介業者から「大丈夫です。雨水を逃がすトンネルも別途設置されたので、安心してください。」と勧められたとの相談がありました。確かに、雨水を逃がすトンネルを設置し、時間当たり雨量75㎜までは対応できるようになりましたが、昨今の“想定外”のゲリラ豪雨では浸水する可能性は依然として残っています。

リスクを「大丈夫です」と安心させるのが専門家だと勘違いしている営業さんがいますが、リスクをそのまま正確に伝えることがまずは大切だと思っています。「大丈夫」かどうかを判断するのはお客様で、その判断材料を提供した上でアドバイスするのが専門家です。そのリスクの本当の意味をできるだけ正確に説明した上で、そのリスクは金額で換算できるのか(値下げしてもらえるなら問題ないのか)、そもそも生命と財産を毀損する可能性のあるリスクなのかのアドバイスをするのが専門家の義務だと思います。

 

分析するリスク

一つの対象不動産について洗い出すリスクは以下の項目です。それぞれの項目は、また更に細かいポイントごとに分析することになります。

分析するのは、業界最難関の資格(司法試験・公認会計士試験と並び三大資格といわれます)である不動産鑑定士の有資格者です。数千万円もする不動産の購入をお考えなのであれば、その購入を検討している物件のリスクを可能な限り洗い出す必要があります。

1. 交通利便性に関する評価
2. 買物利便性に関する評価
3. 前面道路に関する評価
4. 立地面の評価
5. 住環境(治安、嫌悪施設等)に関する評価
6. 建物に関する評価
7. 管理及び修繕に関する評価
8. 資産性に関する評価
9. 収益性に関する評価
10. その他評価
クリックすると、それぞれの評価項目を説明した記事が表示されます。

これらを分析した結果として、
買ってもいい不動産なのか
買うとしても、適正な価格水準に収まっているのか?
等の判断ができます。

クリックすると、レポートのひな形がダウンロードできます。参考まで。

後で後悔しないためにも、“餅は餅屋”で、不動産のリスク分析は、不動産のことをイロハから勉強している不動産鑑定業者まで。