不動産の基礎知識

来たる大地震で、うちのお客様は一人も死なせない」という想いは、災害から身を守るのに最良の方法は「安全な場所に住むこと」であるという考え方を基にしています。

首都直下地震等の大地震が発生しても、100年に一度のスーパー台風が吹き荒れても、倒壊したり浸水したりしない『立地』に建つ『丈夫な建物』を選んでいただきたい。

このサイトで紹介している記事を読んでいただくと、そのための「基礎知識」が身に付きます。
ここでは、主に「都区内に存するマンション」の購入を検討している方を対象として情報発信しているので、「居住用不動産」についての考え方を述べたいと思います。

居住用不動産」で一番大事な要素は何でしょうか?
居住用」ということは、そこに住む訳ですから、一番大事な要素は「その家が、家族の”命”や”財産”を守る」ことができるかどうか、です。

大地震やスーパー台風が発生しても、家族を守れることが「」にとって一番大事な要素となります。
別の言い方をすれば、35年ローン等を組んで購入した家が、災害が発生して倒壊したり、大規模浸水したりして住めなくなったら困りますよね。
とにもかくにも「災害に強い家」というのが、家選びの正解となります。

《不動産の資産性》
マンション購入検討理由の中で、「資産を持ちたい・資産として有利だと思ったから」が一番多い理由となっています。(「新築分譲マンション購入に際しての意識調査」より)

身も蓋もないことをいいますが、建物が倒壊したり水没したりしたら、「資産性」は大幅に毀損するのですから、「資産性」を重視する場合も「災害に強い家」を選ぶ必要があります。

以下では、この「災害に強い家」の選び方を解説します。

第1部 居住用不動産

第1章 住まい基本(安心安全)編

(1)安心安全(大地震想定編)
一番の”防災”は「安全な場所に住むこと」
大地震に耐えられる建物の条件
(2)安心安全(大水害想定編)
想定外の大水害でも浸水しない立地の選び方
(3)安心安全(防犯編)
防犯面で必須のチェックポイント

第2章 資産性編

(1)利便性
不動産の資産性を高めたいなら、交通利便性を最も重視すべき
(2)地盤や建物の堅牢性(第一章と同じ)
不動産の資産性は、建物の堅牢性に左右される

第3章 マンションか戸建の選択編

(1)処分・変更の自由度から比較
(2)大地震の際の倒壊リスクから比較
(3)セキュリティ面から比較

第4章 不動産を買うタイミングに損得はあるか?編

(1)終の棲家を買う場合
(2)買い替えを前提とする場合

第2部 収益不動産

第1章 収益シミュレーション編

序文(収益不動産はシミュレーションがすべて)
(1)賃料の査定(適切な賃料が求められなければ収益性は判断できない)
(2)賃料の下落率の査定(賃料の下落率はどれくらい見込むべきか?)
(3)空室率の査定(収益性の査定に必要な空室率の求め方)
(4)還元利回りの査定(収益物件の利回りはどれくらいが適当なのか?)

第2章 サブリース編

(1)サブリースのリスクは把握していますか?
(2)サブリースを活用してもいい2つのケース

第3部 不動産の売却

(1)今は不動産売却のベストなタイミングなのか?
(2)不動産の売却額の査定を業者任せにしてはいけない。
(3)不動産売却で信用できる業者は、情報を出し惜しみしない

第4部 物件リスクを自分で調べる方法

(1)[自分で物件調査01] 地形・地盤を調べられるサイトの紹介とその手順
(2)[自分で物件調査02] ハザードマップの見方と地歴の調査
(3)[自分で物件調査03] 周辺環境のリスクを見付ける

番外編

(1)公証力を認められているのは不動産鑑定士の出す価格だけ
(2)不動産鑑定士の仕事は、エンドユーザーの役に立つか?

以上、不動産鑑定士として勉強したことがお役に立てば幸いです。
※目次の先の記事は、追々書いていきますので、少々お待ちください。