今回は東京駅から八王子駅の間にある「JR中央線(含:緩行線)」の駅の周囲半径1㎞の高台(台地)比率をランキングします。
■住まいは、家族の“命”と“財産”を守るところ
■安全性リスク及び資産性リスクが低いのは高台立地
という住まいの立地選びの大原則を踏まえ、その“高台(台地上)”の多いエリアは、具体的にどこなのか?
国土地理院地図の土地条件図を開き、駅の周囲半径1kmの円を描き、台地を表す濃いオレンジ色が、その円の中でどれくらいの面積を占めるのか、を「色とりどり」さんのサイトで測定しました。
さて、それでは東京都内にある「JR中央線(含:緩行線)」の沿線ランキングです。
順位 | 駅名 | 台地比率 | 半径1kmの円 |
1 | 国立駅 | 96.3% | |
2 | 立川駅 | 89.2% | |
3 | 吉祥寺駅 | 85.7% | |
4 | 東小金井駅 | 80.3% | |
5 | 西国分寺駅 | 78.0% |
6位以下はテキストだけ掲載します。
順位 | 駅 | 台地比率 |
6 | 国分寺駅 | 76.1% |
7 | 八王子駅 | 74.3% |
8 | 武蔵小金井駅 | 73.1% |
9 | 西荻窪駅 | 72.0% |
10 | 三鷹駅 | 71.1% |
11 | 荻窪駅 | 69.8% |
12 | 豊田駅 | 68.9% |
13 | 日野駅 | 68.3% |
14 | 信濃町駅 | 66.0% |
15 | 高円寺駅 | 61.7% |
16 | 千駄ヶ谷駅 | 61.4% |
17 | 代々木駅 | 61.3% |
18 | 阿佐ヶ谷駅 | 61.3% |
19 | 武蔵境駅 | 61.0% |
20 | 中野駅 | 59.6% |
21 | 新宿駅 | 58.2% |
22 | 大久保駅 | 58.1% |
23 | 四ツ谷駅 | 54.3% |
24 | 市ヶ谷駅 | 53.0% |
25 | 東中野駅 | 39.0% |
26 | お茶の水駅 | 34.3% |
27 | 水道橋駅 | 33.0% |
28 | 飯田橋駅 | 26.1% |
29 | 神田駅 | 4.3% |
30 | 東京駅 | 1.9% |
西高東低がハッキリしている路線です。ただ、24位の「市ケ谷駅」でも台地比率は53%あるなど、JR中央線(含:緩行線)沿線は、総じて台地比率の高いエリアです。大正12年の関東大震災の際にも、ここで上位にランキングされているエリアでの被害は比較的軽いものであったようです。
武蔵野台地は西から東に傾斜している台地なので、西側の方が台地比率が高くなることは予想していたのですが、「国立駅」がこれほど高いとは思いませんでした。台地上でも昔は小さな川が流れていたり、窪地があったりして台地比率が80%を超える駅は少ないのです。近いうちに大地震が起きると言われていることを考えると、中央線沿線(特に西側)はお勧めです。
※台地上にあることは最低条件です。最終決定の際にはボーリング調査なども参考にしましょう。
【お断り】
この「台地比率」は、駅ごとの大まかな傾向を掴むために、手作業で簡易な方法で行っています。どこを駅の中心とするか、色の誤差等々により、多少の変動はあり得ます。
この比率等を算出した責任は100%弊社にあります。
「色とりどり」さんは何の関与もしておりませんので、問い合わせ等は弊社宛てにお願いいたします。